管理職の心得 3カ条

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世の中に蔓延するダメ上司。自分はそうじゃないと思っている方も、正しく管理職を全うするために守らなければならない3つの心得を再確認し、今一度自分の振る舞いを見直してみましょう。

◆責任を取る覚悟

管理職が常に意識をしなければならない最も重要なこと、それは部下が犯した過ちの責任を取ることです。それ位やっていると思われるかもしれませんが、私が今まで見てきた中でこれをしっかりできていた上司はほとんどいません。口では覚悟していると言いつつそもそも覚悟していない人と、責任を取るということについて具体的なイメージができていない人、2つのパターンがあります。

まず、部下が起こしたミスはすべて自分の責任だと認識しましょう。そのためにはどんなミスが起こりうるか想定しておかないといけません。商談において部下が客を怒らせて、1,000万円の案件を台無しにしたらどうするか。運用担当の部下のミスでシステム障害を起こして数千人の業務を止めてしまったらどうするか。

そしてミスが起きたときに自分はどう責任を取るかも想定しておく必要があります。商談で失敗したなら、客先や上司への謝罪に自ら率先して出向く、ミスを取り戻すための役務提供として徹夜作業も厭わない、といったことです。(ちなみに、自ら手に負えないレベルのミスが想定されるのであれば、そんな業務は最初から請け負ってはいけないという話になります。)

どんなミスが起こりうるか、そのミスに対して自分がどう責任を果たすか、その具体的なイメージを常に持っておくこと、これが責任を取る覚悟です。

◆部下が育つ環境を提供する

部下に魚を与えるのが上司の仕事ではありません。部下が自らの意思で育つ、そして一人前になれる環境を提供するという点に力を入れるのです。

まず意識すべきは適材適所です。適切な人材を適所に配置するには、まず人を知らなければいけません。それぞれの部下の性格を把握し、強み・弱みを把握することが求められます。また、人によって接し方をきめ細かく変えないといけない時代です。若年層には多少叱るだけで落ち込む人が増えており、場合によっては鬱になって出社しなくなるケースもありますし、結果として会社が訴えられるというリスクもあります。ですから、個人の特性を早期に見極め、コミュニケーション手法を確立しなければなりません。

次に意識すべきは成功体験を積み重ねる、ということです。部下のキャリアプランの方向性に沿う形で、部下の能力を少し上回るタスクを与えるのがポイントです。部下のレビューを通して、悪い点を指摘するのと同時に良い点を褒め、ちょっと大変なハードルを乗り越えるという成功体験を繰り返すことによって部下の能力を引き上げるというやり方が、人材育成における安全な手法と言えます。

◆イレギュラーワークを引き受ける

仕事には、ルーティンワークとイレギュラーワークがあります。ルーティンワークは手順化できる作業(といっても難易度の高い作業も含む)、イレギュラーワークは手順化するのが難しい作業(想定外のトラブルへの対応など)です。

上司がこなす仕事の基本は、ルーティンワークを手順化してどんどん部下に任せ、イレギュラーワークに専念することです。その際に注意すべきは、「責任と権限の一致」の原則です。タスクの責任を部下に任せるのであれば、それと等しい権限も併せて渡さないといけません。部下に商談を任せるのであれば、そのタスクに見合う程度の決定権(100万円までの値引き権限、といったこと)も同時に与えないとフェアではない、ということです。責任だけ取らせて権限を与えないのでは部下のフラストレーションは溜まる一方でしょう。しかし実は責任と権限の一致を知らない上司が世の中にいかに多いことか。そういった上司は大抵保守的で、保身のことを考えているケースが多いです。それがサラリーマンとして、会社組織の中で生き残る術だと言う人もいるでしょうが、部下から信頼されることはないだろうし、よいチームが築けない以上よい仕事を成し遂げることもままならないはずです。

厳しい言い方ではありますが、何か重大な問題が起きて、もしその責任が自分にあるのであれば、責任を取って会社を辞めるくらいの覚悟で臨むことが真のリーダーシップを生み出す原点なのではないかと思います。

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