単なる額面で捉えない、収入の考え方

スポンサーリンク
スポンサーリンク

毎月の給料を見てその金額にのみ一喜一憂するのではなく、その背後にある価値の中身をしっかりと吟味し、あなたの真の年収を算出することが大事です。そこからワークスタイルを変える手立てを見出してみましょう。

◆収入を価値で捉える

一般的に、年収の良し悪しはその額面金額だけで判断されます。役職が上がるにつれてベースの給与が増えていき、金額が上がれば上がるほど良いと考えます。しかしその捉え方は本当に正しいでしょうか。毎日深夜まで残業し、休日出勤も頻繁にある、というケースでは、もし残業代が出るのであれば給与は見かけ上多くなりますが、その分自由に使える時間が減ったり、疲労が蓄積して体調不良になったり、ストレス発散の買い物で余計な出費が増えてしまう、というような不健康な生活になりがちです。そのような目に見えない価値の増減を金額に換算し、収入を再評価してみましょう。

収入は、主に以下の要素から構成されると考えます。
1. 現金、物品
2. 肉体的・精神的な健康価値
3. 時間価値
4. その他の付加価値(経験・スキル、人脈)

◆1. 現金・物品

支給される給与は現金が多いと思いますが、まかないや物的支給がある場合、額面以上の収入を得ていることになります。従って、物品を売却した場合の時価を収入に反映させることで、より正確な収入を算出することができます。自社製品の購入における優待割引などの権利も同様です。

◆2. 肉体的・精神的な健康価値

これは収入の減額要素となるケースが多いです。勤務時間が多くて休む暇がないという方は、過労によって入院した場合の入院費用に係数を乗じて、年収から減算する必要があります(健康価値の損失は将来に影響するため、入院費用の額面金額以上の損失になります)。また、職場内の人間関係が悪いせいで被った精神的苦痛も、可能な限り金額に換算して収入に反映させる必要があります。疾病を想定したときの療養費や、カウンセリング費用などを参考にして苦痛の価値を算出し、年収から減額します。

◆3. 時間価値

我々は、自分が持っている時間を役務(労働)に投資することによって、そのリターン(=給与)を得ています。このリターンが時間的価値です。投資先は役務に限りません。家族と過ごす時間や、自己投資する時間に充てることもできます。その時間を金額に換算するのです。

時間を金額に換算するとき、最初に考えないといけないのは「時間の浪費」です。まず、現在の収入を得るために本来かけるべき勤務時間を定めて、現在の勤務時間とのギャップを時間価値に換算します。例えば月収32万円、月200時間の勤務時間だとして、本来160時間で済むはずの労働だとすれば、40時間はムダということになります。時給2千円(32万円/160時間)とすれば、40時間=8万円分の時間価値となります。つまりムダな時間を取り戻すために8万円を支払うのだと捉え、現在の年収から減額するのです。もし真の年収を現在の額面金額まで回復したいなら、生産性をもっとあげるなどして、時間の浪費をやめればよい、という見方ができるようになります。

もう一つ考えないといけないのは、浪費している時間を他の目的に使った場合に得られる利益です。浪費していた時間を家族と過ごす時間に充てられるのなら、その時間価値はさらに大きくなるかもしれません(見積もるのが難しい場合は逆に、家族と過ごせなくなった場合の減損を金額に換算してみると多少わかりやすくなります)。あるいは自己投資して将来得られるリターンを大きく増やすと想定すれば、浪費した時間価値以上の利益を得られることになります。この利益を金額に換算するのは難しいですが、時間の価値がいかに大きいかを認識するうえで重要な考え方だと思います。

◆その他、目に見えない価値

例え給料が少なくても、かけがえのない経験をしているのであれば、給料以上の価値を得ていることになります。よき人物に出会い、多くの助言を得ているのであればそれも価値があります。

健康価値、時間価値、その他の様々な価値を妥当な金額に換算してみれば、自分の収入が意外に少ないことに気づかされるかもしれません。その気づきをもって、自分がどの価値に重きを置きたいのかを再考するきっかけにすることが大事です。特に時間は、使い道を変えることによって得られるリターンが大きく変わります。また、現金を増やしたいなら生産性と能力を上げるのが最も手っ取り早い方法です。

本当の収入はいくらなのかを算出し、自分が望む収入と価値を定めて、自分のアクションを変えていければ、理想的で快適な生活を実現できるのだと思います。

この記事も読まれています
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です